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一分一秒惜しむ多忙なビジネスパーソンのポケモンGOガイドライン

 社会現象となっているポケモンGOに時間を吸い取られてしまっている人も多いのではないだろうか?外出して動きまわらないとポケモンが現れづらいゲームなので、帰宅後の時間を取られることは少ないが、それでも外出中の多くの時間を失っていることにストレスを感じ始めている人も多いと思う。特にスキマ時間をも有効に活用してきたライフハッカーの皆さんや、電車の中の時間を読書や勉強に当ててきたストイックな人、仕事がそもそも多忙で遊ぶ暇がないのに遊んでしまう人などは、自分が築き上げたライフスタイルが歪み始めたことに罪悪感を感じているのではないか?そこで今回は、一分一秒を惜しむストイックな人のためのポケモンGOガイドラインを書いてみたい。

 まず考えるべきことはそもそもポケモンGOをやるべきなのか?ということである。敢えてやらないという選択肢を取っている人も私のまわりには多い。それはそれで良いが、私はポケモンGOから学べることも非常に多いので、楽しく遊ぶ派になってよかったと思っている。それに、やらない派の人はガイドラインは必要ないだろう。ということで、ポケモンGOを楽しむ前提で、どういうガイドラインを組み立てるべきかという視点から考えていこう。

 ライフハッカーとしては、①生産性を大きくする、②投入する時間・エネルギーを小さくするという2つに留意しながら、①÷②を最大化することが一つの目標と言えよう。その視点からいくつかのガイドラインを紹介していこう。

ガイドライン1:テクニックはマニア並みに知り尽くす

 ポケモンGOの解説記事が多く出回り始めている。時速何キロを超えれば卵の装置の移動距離が加算されなくなるだとか、あるレベルに到達すればポケモンが捕まりづらくなるからそれまでにたくさん捕まえておけ、など色々ある。ライフハッカーとしては、深みにはまりたくないので、これらの情報収集を怠っている人もいるかもしれない。「これらはポケモンGOに熱中してしまった人向けだろ?」とクールに構えているかもしれない。「俺は仕事や勉強に集中したい。ポケモンGOに命かけてどうすんだ?」という声もあるだろう。

 しかし、ポケモンGOに命を掛けたくないからこそ、そういう細かい効率性に命をかけないといけないのである。生産性の最大化(①)を目指す上では、この情報収集が欠かせない。例えば10分ググッてみるだけでも、多くのノウハウを知ることが出来る。これによって、自分の今後のポケモンGOの能率が上がる。たった10分だ!同じノウハウをなんとなくプレーしながら試行錯誤して身に付けるのは何十倍の時間がかかる。私の周りでは、ポケモンが登場した時の円マークの色の意味も知らずに、捕まえにくいポケモンに何度もボールを投げて時間をかけてしまっている人がたくさんいる。そういうのはもったいない。少ない時間(②)で、より楽しむ(①)というコンセプトでは、一見逆説的だが、少し時間をかけてマニア向けの記事を読み漁るのが最適解となるのだ。それで浮いた時間で、自分が命をかけたいことに命をかけよう。

ガイドライン2:プレーして良い場所、ダメな場所を決める

 ポケモンGOにハマってしまうと、どんな場所にいてもなんとなくアプリを起動してしまう。例えばカフェにいる時、電車のホームで待っている時、エレベータに乗っている時、会社のトイレにいる時など様々あるだろう。しかしこの習慣を断ち切りたい。なぜなら、多くの場合は、ポケモンGOにとって良い環境ではない。カフェにいる時は座っているので、ポケモンは出てこないし、エレベータに乗っているときは電波が悪い。
 なので、自分の中で、「通勤途中の道だけでプレーする」「仕事が終わったら、自宅の最寄り駅についた時だけ、駅の周辺でジムバトルを30分してから帰ろう」、などとルールを決めておくとストレスが軽減される。

ガイドライン3:平日はアプリを消去してしまう

 平日は思い切ってアプリを消してしまうことは思いの外、効果的だ。私の場合は中毒症状がパタリと収まった。捕まえたポケモンやアイテム、自分のレベルのデータはGoogle Accountに紐付いていて消えるわけではないので安心しよう。 これで、土日だけ再ダウンロードして、時間を決めて思いっきり楽しもうと思っている。
 ポケモンGOは通勤中やスキマ時間にやっていると、人にぶつかりそうになったりしてストレスが溜まって楽しくないが、ちゃんと時間をとって思いっきりやるとすごく楽しい。ジムに何度も挑戦したり、目当てのポケモンのためにずっと公園をウロウロするのは、至福のひと時なので、とても良い。「幸せ」というのは一種のアウトプットとして捉えれば、①を大きくするという目的も叶う。

ガイドライン4:『ゼロ秒思考』で「自分の業界✕ポケモンGO」についてアイディアを考えよう

 せっかく世界的なプラットフォームゲームを遊んでいるので、自分の働いている業界がどのような影響を受けるのか、もしくは自分が上司にどういう提案をできるかを考えると頭の体操になるので良い。単に娯楽のためではなく、同じ時間(②)でアウトプット(①)をどんどん増やしていこう、という発想だ。
 すでにスマホゲーム業界に関する分析記事が多数出回っている。それに、ARやVRへの重要な布石となった、という論調も目立ってきた。今後数週間、数ヶ月をかけて、一見関係のない分野に関する考察記事もでてくることだろう。今なら、考えたことをブログに書くネタになるかもしれないし、他社に先駆けて業界初の取り組みをするチャンスかもしれない。こういうのは最初は注目されるので良い。初期にLINEスタンプを作った企業のことは今でも覚えているが、後に続いた数々の企業のことはまったく思い出せない。

などだ。別に誰に見せるわけではないので、

などとどんどん考えよう。最初はトレーニングにすぎないので、バカバカしくても良い。

 別の観点からの頭のトレーニングとしては、「自分がNianticの社員だったら、次にどんな機能を追加するだろうか?」というものだ。例えば、位置ゲームという特性上、運動という要素がポケモンGOの特徴で、うつや自閉症の症状が改善することが話題を呼んだという事実から出発してみよう。そこから連想すれば、「運動以外に人間っぽいことは、食事や睡眠だよな」ということになる。
 食事で言えば、一日3食を食べるごとに、ポケモンGOアプリから食事の写真を撮り、それのカロリー分だけポケモンが体力を回復するという機能があれば、自分の現実との連動性はさらに高まる。脂っこいものを食べ過ぎれば、ポケモンが太ってしまって、ポケモンジムバトルの際に、避けるスピードが下がる、などとしても面白い。
 楽しくダイエットすることは現在の世の中では不可能で、ダイエット本は次から次へと出版されるが、私達は一向に痩せられない。例え少し痩せても達成感や喜びは小さいので続かない。しかしポケモンGOによってゲームの楽しさで、気づかぬうちに美ボディを手に入れているかもしれない。高額だけれども厳しいトレーニングと食事制限を強制させるライザップのビジネスモデルも崩壊するかもしれない。
 睡眠でも、スマホのセンサーと簡単に連携できるはずなので、寝不足になれば、ポケモンがヘロヘロになってしまうというのはどうか。現在、睡眠時間を削ってゲームに熱中する人が問題になっている(コレコレ)。睡眠をとることにも熱中できれば、私達はどんどん健康になり、早寝早起きできるようになるかもしれない。

 ちなみに、ブレインストーミングを行う際の方法として、私がお勧めしているのは『ゼロ秒思考』(著:赤羽雄二さん)で紹介されているメモ書きの方法である。もちろん、みなさんそれぞれ好みの方法があると思うので、それぞれの方法で進めれば良いと思うが、どうすれば良いのかわからない人は是非読んでみてほしい。

ガイドライン5:関連サービスをどんどん試してみよう

 ポケモンGOは今までのプラットフォームと一味違うので、今後、テクノロジー業界がこの大ヒットからどういう影響を受けて、どういう方向に進んでいくのかはまだ誰にもわからない。(いたとしても周りの人が理解できない。)位置ゲームやARの専門家でもない私なら、尚更だ。
 現在の巨大プラットフォームの誕生を振り返っても、iPhoneが発売された時は、「単なる電話出来るiPodだろ?」という声が多かった。SNSが出てきた時は、「メールとか電話、チャットがあるし。Facebookなんて単なる子供の遊びだ。それに匿名社会の日本では絶対流行らないからね!」と。検索エンジンが台頭した時は、「ググッて出てくるWikipediaっていうやつは嘘だらけだ。やっぱり信用できるのは新聞や本だよ。」と。そして今は、「ポケモンGOは超面白いけど、単なるゲームだよな。」となっている。「他人がポケモンGOに時間を無駄にしている間に、俺はどんどん仕事しよ〜」という人も多いかもしれない。もちろんそのまま「単なるゲーム」として終わるかもしれないけど、そこで諦めてはいけない。少しでもポテンシャルがあるのなら頭を使って考えないといけない。
 そこで、ガイドライン4のように想像力を働かせることも重要だが、無理やり考えようとしても、「企業がホームページをポケモンGOの中につくるのか?意味ないな〜」というような、今までのスマホSNSのプラットフォームの延長線上のアイディアしか出てこないことも多いだろう。
 そのため、実際に色々と試しながらその可能性を考えていくしかない。例えば、既にポケモンGOと連動した出会いアプリも登場しているようだ。これは既に多くの人がこういうサービスつくれそう!と想像していた範囲のものだが、今後は想像外のものが次々に登場してくるだろう。位置ゲームやシンプルなARゲームもたくさん出てくるだろう。それらをどんどん試しながら、色々と頭を働かせていこう。そういう訓練の繰り返しで、私達ライフハッカーは、未来を少しでも見通せるようになり、無限に生産性アップを行っていけるようになるのだ。頑張っていこう。

終わりに

ということで、5つのガイドラインを紹介してきた。ライフハッカーの皆様からも、お勧めのガイドラインがあれば是非教えて下さいね。

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