toricago

Am I in a cage?

初心者が『鬼速PDCA』を実践に移した7日間を詳細に振り返る

 さて、『鬼速PDCA』(著:冨田和成さん)を読んでから早くも一週間が経過。記念すべき、最初のPDCAをワンサイクル分、回すことができた。本の中に書いてあったことで実践できたこともあれば、できなかったこともあるし、やってみて初めて気づくことも多かった。
 改めて本をよく読んでみると、実践できなかったことの多くは代表的な落とし穴として紹介されていて、『鬼速PDCA』の完成度の高さを思い知らされる。
 ということで、今回の記事では『鬼速PDCA』を実践した7日間を詳細に報告していくぜ!そろそろこの本を読んで実践に移したいor移している人が増えていく頃だと思うので、「自分以外のPDCA初心者はどうやって実践しているんだろう?」という比較材料にしてもらえれば幸いだ。「P、D、C、A」のそれぞれを振り返っていこう。

PLAN

 一日目(10月23日)。正式発売日前日にも関わらず、本屋さんで運良く『鬼速PDCA』をゲットすることができた。本を読むのに3時間ぐらいかかったが、その後、実際に計画を立ててみた。初めての『鬼速PDCA』なので、1年や半年という大規模PDCAではなく、1ヶ月弱という小規模PDCAを組み立ててみた。方法は本書の第2章(計画初級編:ギャップから導き出される「計画」)に従った。
 ほとんどのビジネスパーソンはこの計画の部分で躓いているという話が出ていたので、自信を持てる計画になるようじっくりと時間をかけた。私の場合は小PDCAにも関わらず3時間もかけた。ゴールを定量化(Key Goal Indicator、KGI)し、現状とのギャップを洗い出す部分は比較的すぐに終了した。例えば本書に出ている例は、「3ヶ月後のTOEICで800点を目指そう」というKGIを作ったら、ギャップは「前回のTOEICの600点から200点アップをしないといけない」になる。
 次は、そのギャップを埋める課題を考えていく。本書の中では「ビジネス表現に疎い」や「リスニングが弱い」、「わからない単語が多い」などが課題として挙げられている。私はここで30個以上の課題を上げることができたが、よく見てみるとほとんど同じような課題を書いていたりしたので、また別の紙に書き直したりした。A4メモ用紙を5枚以上利用したが、私が効果を感じたタイトルとしては「今までの課題を整理するとどうなるか?」や「他にももっと課題があるのではないか?」の2つ。ここで本質的な課題がでてきたりしたので、急がずじっくりやるべきだと思った。
 次に課題を優先づけして3つに絞るというステップがあるのだが、ここは欲張りたい気持ちが非常に強く出てしまう。「うォォ!俺はこんなに高まっているんだぜ!全部の課題を解決してやるぜぇぇ!」という気持ちを抑えるのが大変だった。しかし本に「すべての課題をこなせれば理想的だが、このあと、それらの課題をアクション、そしてTODOに分解していくと、実際にやるべきことは倍々ゲームに増えていく」という高まった脳を冷やしてくれる文章に出くわす。そのお陰で、3つに絞ることに成功。今思えば、この時に泣く泣く最重要な3つに絞っておいて本当に良かった…。
 実はココまでで課題を絞ったに過ぎず、DOへと繋げるにはまったく不十分。ネタバレになるので詳細は書かないでおくが、本書ではこの後、各課題に対してKPI(Key Performance Indicator)を与え、KPIを達成する解決案を考え、解決案の優先順位を考え、それらを見える化する作業も行うことで、PLANが完成する。
 しかもこれは初級レベル。応用編は第3章にあるが、ほとんど取り入れる余裕がなかった。こちらは将来的に取り入れていきたい。

DO

 PLANの最後では課題を解決するための解決案が重要度とともにリストアップされるはずだが、これをDOに変換し、DOに優先順位をつけて絞り、DOの定量化(Key Do Indicator、KDIの設定)を行い、DOをTODOに分解する。ここまで落とし込むことで、実行フェーズをやっと回していくことができる。私は、ここまででPLANの3時間と合わせて4時間程度かかった。ここで一日目が終了。ちなみに、一日目の締めくくりとして次のブログ記事を書き始め、二日目に書き終えて配信。

 2日目から6日目が月曜日から金曜日だった。KPIとその解決案(ともちろんその下にあるDOやTODO)を意識しながら毎日を送る。TODOを達成する度にTodoistでチェックするし、解決案を達成する度にルーティーンチェックリストに記入していった。本書を購入した人限定でシートが与えられるが、私はGoogle Spreadsheetでほぼ同じものを作成し管理することにした。一週間の値はこんな感じ。ここでは項目名は非公開とし、アルファベットに置き換えた。◎が3点で、◯△☓と1点ずつ下がっていく方式。
f:id:toricago:20161029125820p:plain
 特徴としては、初日が良い滑り出し。初の鬼速PDCAという緊張感があったので、すべて達成できた。「これで俺もPDCAの鬼になる日は近いぜ!ガハハ!」と調子に乗っていたのを覚えているが、2日目に多少失速し、3日目には4点まで低下する。後半は挽回して12点、13点となる。
 ここで挽回できた要因は2つある。これからDOを回す人がいたら、この2つは強くお勧めする。一つはこのブログで『鬼速PDCA』を極めて行くと宣言してしまったからである。宣言しておいて「最初のPDCAサイクルで挫折してしまった」では恥ずかしすぎる、という気持ちが水曜日には強く感じていた。
 もう一つの理由は、PDCAを回すための種まきをした効果が週の後半にどんどん出てきたことだ。これはセルフトーク、トイレの張り紙、Google Calendarの通知などであり、実はDOと並行して週の前半に取り組んだことである。張り紙やポストイットなどの古典的な手法がここまで効果があるとは正直、思っていなかったので驚いている。他にも多くの種まき方法が本書では紹介されている。種まきの方法についてはこの記事にまとめたので、DOを行う人はぜひ:

CHECK

 7日目(土、10/29)の午前中はPDCA TIME(正確にはCA TIME)としてGoogle Calendarに登録しブロックしていた。本書の第6章と第7章を再び読みながらCHECKとADJUSTを行った。KGI、KPI、KDI、ラップタイムなどの用語が頭にバシッと入っていないので、第5章までのページを見返しながら進めていった。(トイレの壁にこの紙を貼っておくと、ここがスムーズになるのでお勧め。
 DO、TODOは平日に強く意識していたが、その背後にあるKGIやギャップ、そこから導いた課題の一覧についての記憶はかなり薄れてしまっていた。PLANの時に書いた紙をこの時見ながらCHECKを進めると検証しやすい。
 検証では先程のA〜Fの項目について、できた要因とできなかった要因を色々と書き出していく。そして調整案のリストを作成。ただ、調整案だと思っていた中にはTODOが結構混ざっていた。すぐできるようなこと(予約する、ググるなど)はすぐ実践し、その他のTODOはTodoistに登録していった。そうしたら本当の「調整案」だけが残る。
 検証中に感じたことを2つ取り上げる。一つ目は1週間に一度しかCHECKを行わない場合、日々の達成できた・できなかった理由を思い出すのに時間がかかってしまう。毎晩、カンタンなその日のメモみたいなものを残しておけば、検証フェーズが楽になるかもなぁ、と思った。もともと毎晩、メモ書きで一日を振り返っていたが、これからは『鬼速PDCA』の検証フェーズを意識した形で振り返りを行うことにした。すかさず夜のチェックリストにも追加。ちなみに私の夜のチェックリストはこの記事で部分的に公開している:

 二つ目は検証しようとしても検証できない事態が発生したことについて。実はKPIの一つが「無駄な時間を20%減らす」というものだったのだが、それを検証できなかった。どれだけ無駄な時間を過ごしているかを計測するために、計測アプリTogglを利用し始めたのだが、ついつい忘れてしまって一日のうち半日ぐらいしか計測できていないからだ。なのでCHECKのしようがなかった。
 恐らく過去5時間ぐらいのことは思い出せるはずなので、Google CalendarのリマインダーでToggl Updateという項目を昼、夕、夜の3箇所に追加した。これで次回のCHECKでは確実に検証できるようにしたい。

ADJUST

 CHECKが終わればADJUST。ADJUSTでは、調整案の中から優先度の高いものをルーティーンチェックリストの項目に追加し、次週に備えた。CHECKとADJUSTをあわせて3時間で終了し、予定していた「土曜日の午前中」の範囲内で終了したので良かった。その後、急いでこの記事を書いて、13時半に配信。
 私の場合は小PDCA(1ヶ月弱の小規模のもの)だったおかげで、KPIを変更したり解決案を削除する必要性は特に生じなかったし、KPIとKDIの連動性も強そうな感じがしている。もしかしたら将来的にPDCAの規模を大きくしていくと、KGI、KPI、KDIなどが複雑になってきて、ADJUSTにも時間がかかるようになるのかもしれない。

終わりに

 一週間、すごい楽しかった!達成感もあって気持ちいい。来週からは2周目になるので、ますます楽しみ。少しずつレベルも上げていきたい。
 色々と解説したけど、ここまでやってもこの本の1〜2割しか実践できていない気がしている。実に骨太な本。興味を持った人はぜひ本書を読んでみては?Amazonリンクはこちら。


ライフハックなるほど共有会について
本書の中に「なるほど」と思ったことを一日に7個以上追加する、という話が出てきます。現在、「ライフハックなるほど共有会」の参加者を募集しています。希望者には「なるほど」と思ったことを共有して、お互いコメントし合えるGoogle Spreadsheetに招待します。人数が集まるほど面白くなると思いますので、他の皆様もお気軽にご連絡いただければと思います!参加希望の方は下記の記事を御覧ください。


※合わせて読みたい関連記事

鬼フェスのお知らせ

 2017年2月18日〜3月3日まで鬼速PDCAフェスティバル開催期間です。詳細はこちら!
toricago.hatenablog.com