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Toricago Lifehack Research

初心者が『鬼速PDCA』を実践に移した1ヶ月間を詳細に振り返る

PDCA

 さて、多くの本屋さんで大ヒット中のビジネス書、『鬼速PDCA』(著:冨田和成さん)を発売直後に購入してから、1ヶ月以上が経過した。本を読んだあとに、「1ヶ月程度の小規模なPDCA」を試しに立ててみて、それを実行し、週次で振り返ることを繰り返してきた。そして先日、やっと1ヶ月PDCAが終了したので、詳細に振り返っていきたい。
 『鬼速PDCA』はかなり売れているようなので、これから本の内容を実践しようとする人がますます増えてくるのではないかと思う。そういう人が、「同じ初心者がどのように『鬼速PDCA』を実践しているのか?」と本記事を参考にしてもらえればと思う。また、未読の人が読んでも楽しめるよう、「この本はどんな本なのか?そして試してどれほど効果があるのか?」という疑問を解消してもらえるようにも書いた。
 逆に他の鬼速初心者が、どのように本の内容を実践しているか、非常に気になっているので、「ここはもっとこうすればよいのでは?」「私はこうやって実践している」というアドバイス・ご意見等がもしあれば、メールやブックマークコメントをいただけたら嬉しい。

<今回の目次>

『鬼速PDCA』を購入してからの1ヶ月間を振り返ってみる

 それでは鬼速初心者の最初の1ヶ月を詳細に振り返っていこう。本を購入したのは10月23日だ。10月24日にそのレビューをこのブログで公開。10月26日に、本に書いてあったことで早速取り入れたことの一覧リストを公開。10月29日には『鬼速PDCA』に基づく最初の1週間を詳細に公開した。今回の記事はこれらの3つを踏まえた上で書いているので、先にこの3つを読むことをお勧めする。

 10月30日からは『鬼速PDCA』のなるほどシートにインスパイアされた「ライフハックなるほど共有会」をGoogle Sheets上で開始。少しずつではあるが、メンバーが増加しているところであり、メンバーのなるほど合計数は既に200個を超えている。(共有会を試しに覗いてみたい人は、toricagoblog at gmail dot comまでお気軽にどうぞ!)
 その後も、平日はD(実行)を継続し、週末に数時間かけて振り返る(C・A)ということを繰り返していった。本の中では明示的に振り返りのための時間の長さは(たぶん)書かれていないが、下記の引用(第6章、第8章)から、振り返りは週に1時間程度が想定されていると考えられる。私の数時間の振り返りは時間は多すぎるかもしれない。1ヶ月経過し、徐々に慣れてきているので、少しずつ振り返りを効率的に行えるようになっていきたい。

肝心なことは「時間があったらやろう」ではなく、アプリのカレンダーの繰り返し設定で「日曜日の10〜11時振り返り」とあらかじめスケジュールを抑えることである。

一般の会社の定例ミーティングは週に1回、一時間のケースが多いと思うが、当社ではそれを週に2回、各30分に分けてある。

 並行して自分の弱みであるタイムマネジメントを磨く必要性を強く感じるようになり、その取り組み内容を記事にまとめ、11月3日に公開。弱みや失敗だけではなく、自分の強みを徹底的に伸ばしていくこともこの本で提案されているノウハウなので、自分がさらに極めたいと思っている「前倒し筋」をさらに極めよう!と考えるようになる。そこで11月中であるにも関わらず、大掃除などを初めとする年末のTODOを少しずつ片付けていき、さらには来年の目標も立案し、内容を11月20日の記事にまとめた。

結局、一ヶ月間『鬼速PDCA』を実践した効果はあったのか?

 そうこうしているうちに、自分が立てた小規模PDCAの1ヶ月が経過。実はある仕事上の重要な締切に向けてPDCAを回していたのだが、その仕事が無事終わる。そして今度はKGI(一番上位にあるKey Goal Indicator。つまりPDCAのゴールのようなもの)も含めた達成率計算などを行っていく。達成率計算は本書で紹介されている振り返り方のうちの一つである。100点満点で言えば90点ぐらいの仕上がりになり、早速『鬼速PDCA』の効果を実感している次第である。満点(素晴らしい!)ではなかったが、合格点(なかなかいい感じ!)というところ。ちなみに過去の同様の仕事を思い出すと、自己評価では60点(反省すべき点が多くて落ち込む)から、80点(悪くないが、もう少しどうにかならなかったのか?というレベル)の間になることが多い。
 実は、今までは締切が近づくほど追い込みがかかって、より忙しくなっていくことが多かったのだが、ラスト1週間はほとんどバタバタしなかった。いつも締切が近づくと追い込まれ、自分のComfort Zoneの外にいるような気持ちにいなり、精神的にも負担がかかっていたが、今回は1ヶ月前から鬼速風の日々を送ってきたので、その計画的な努力もあってか、Comfortなまま最後を迎えてしまった印象。
 これは私としては非常に驚いたとともに、大きな学びとなった。Comfortなまま最後を迎えたので、「俺は今回はそんなに努力をしていないのでは?もしかしたらひどい結果になるかも」という不安があったが、結果は前述の通り90点ぐらいに仕上がった。つまり鬼速PDCAに出会う前は、意識的にPDCAを回していなかったので、それによりどんどん改善したり工夫したりする余地がなく、精神論に頼るようなマインドセットのまま仕事を進めていたのかもしれない。なるべく自分のPDCAを定量的に把握するように努め、さらに週次での振り返りを挟んでいったことが良かった点だろう。自分の仕事に対するイメージ・価値観が根本から覆されそうな出来事であり、未だに違和感がある。もしかしたら『鬼速PDCA』のスピード感に慣れていないだけかもしれないが。
 『鬼速PDCA』を実践しながらComfort Zoneの僅かに外側に居続けることができれば、さらに加速していけるかもしれないとも思えてきたし、ちゃんと継続していけば本の表紙に書いてある一見怪しい「10倍速で進化する」という言葉も夢ではないかもしれない、とも思えてきてしまった。そのように信じられるようになると、ますますやる気が出てくる。私がブログを始めたそもそもの理由である「TORICAGOから脱出してTORIになる」というビジョンが、微かに見えてきた予感もする。
 最初に本を読んだときの感想は、「高速を超える鬼速」というスピードの話であって、「スピードが速くなり、その分PDCAが速く回ってHAPPYになる」という単純な展開かと思っていたら、実際に試してみると「え?まじで?スピードは速くなったけど、その分楽にもなった?しかも思っていたより上手く行った?」という想像以上の展開に戸惑っている。やっぱりまだ『鬼速PDCA』に慣れていないだけなのだろうか。上手く言語化できないが、とにかくお勧めの本だ。未読の人には強くお勧めするし、読んだ人は是非実践してもらって、色々と情報交換できれば嬉しい。
 ただ、楽になったというのは誤解を招く表現かもしれない。色々と『鬼速PDCA』を継続していく上で大変なこともあった。その中でも、他の鬼速初心者の人にも参考になるかもしれないモチベーション維持の話をしていこう。

鬼速初心者にお勧めの、3つのモチベーション維持方法

 何事も最初の数日は簡単。3日〜1週間ぐらい経過したあたりから辞めてしまいたくなったり、諦めてしまいたくなる。以前の記事でも紹介したが、それを上手に乗り越えていくためのコツは、本書でも強調されているセルフトークの実践、KPIなどを書いたポストイットをモニターの脇に貼り付けることである。他にもトイレの壁にこの紙を貼ることも効果がある。本の中で紹介されていた他のテクニックとして、ブログで身につけたいこと・勉強したいことを宣言することも効果的だった。私の場合は「『鬼速PDCA』を2017年の最重要課題図書に設定します!」と宣言してしまったので、後に引けなくなった。
 しかし、1週間の壁を乗り換えても、数週間後に再びモチベーションが低下してくる。初期の高揚感はほぼ失われてしまう。日々Naruhodoシートを記入、毎晩ルーティーンシートを更新、毎週末数時間かけて振り返るという、極めて単調な繰り返し。実は途中で友達からの遊びの誘いを断ったこともあったが、「振り返りスケジュールをブロックしたのは自分だし強制力はないので、破ればよいのではないか?高々振り返りのために遊びも断ることはないのでは?」と微塵も思わなかったと言えば嘘になる。つまり、PDCAをちゃんと回すのはそれなりに地味な作業であるし、それにコミットし続けるのは数日後の壁とは別のレベルでの難しさがある。
 この1ヶ月の壁を乗り越えるのに役になったのは、①セルフトークのコツを工夫したこと、②自分の成長を少しでも日々実感するようにしたこと、③ライフハックなるほど共有会から刺激を受け続けたこと、の3つだ。

モチベ工夫①:見慣れたら効果半減!少しずつ意識付けグッズを変えていく!

 一つ目について。モニターにポストイットを貼ったりトイレの壁に張り紙を追加しても、2週間もすれば見慣れてくる。そうするとある時を境に、まったく脳が認識しなくなる。
 例えば電車の中で「優先席付近では携帯電話の通話はご遠慮下さい」というアナウンスが毎日流れていると、途中から無意識に聞き流すようになる。しかし、珍しく他の路線に乗り、言い回しや声のトーンが若干変わったりすると、耳に入ってくる。雨の日の電車内で「傘のお忘れ物にご注意ください」という普段聞き慣れないアナウンスが流れることがあるが、すっと脳に入ってくる。実はコレと同じ現象がポストイットや張り紙、Google CalendarのReminderには起きているのではないかと思っている。
 そこで途中からは、張り紙やポストイットGoogle Reminderの言い回しを毎週少しずつ変化するようにした。負担が大きいと本末転倒なので、基本的には同じ内容のまま語尾を変えたり、色を変えたり、貼る場所を変えたり、ちょっと雰囲気を変えるだけでも効果はあった。このちょっとした工夫が超重要だと思う。

モチベ工夫②:日々、成長していることを実感するようにする!

 二つ目は、少しでも自分の成長を実感できたことが、最低限のモチベーション維持に繋がった。私の場合は、毎晩「今日の自分を褒める!」というタイトルのメモ書きを書いている。これは『成長思考』(著:赤羽雄二さん)という本を読んでから取り組んでいる習慣の一つ。
 そのため、どんなに小さいことでも、『鬼速PDCA』に取り組むようになってからの自分の成長を言語化し続けてきたが、モチベ維持のために効果的だった。週次の振り返りでも同じようなメモを書くと自分の成長を実感できるし、「以前と比べると別人になってきているかも!?」とポジティブになれる。

モチベ工夫③:ライフハックなるほど共有会から刺激を受ける!

 三つ目は、ライフハックなるほど共有会から刺激を受け続けることができたことである。
 『鬼速PDCA』の中で、日々、「なるほど」と思ったことを記録していくべき、という話が出て来る。また著者の方が社長を務める会社では、全員が毎週7個以上のなるほどをスプレッドシートに書き込み、お互いがコメントをし合っているという話も出てくる。
 この話に影響を受け、「自分もそういうことを他の人とできたらいいな」とレビュー記事の一つにさり気なく書いたところ、読者の方が連絡を下さった。その直後から運営を始めたのが、「ライフハックなるほど共有会」と言うものである。
 はやくも200個以上の「なるほど」が蓄積され、内容は『鬼速PDCA』に関連する「なるほど」に限らず、仕事術、時短術、残業削減、睡眠、早起き、メンタル改善、ストレス改善、メモ書き、食事、栄養、疲労除去、読書、漫画、ガジェット、ビジネスモデル、アプリ、情報収集など多岐に渡っている。始めてからまだ1ヶ月も経っていないが、他のメンバーが記入してくれた「なるほど」の中から、新たなライフハックを20個以上は早速取り入れた。また『鬼速PDCA』を読んだ他のメンバーが頑張っているところを見て、大いに刺激も受けることができ、私は『鬼速PDCA』を実践し続けるためのモチベーション維持に役立った。
 ちなみに、少しでも興味がある人がいれば、試しにのぞいてみると良い。連絡を頂ければGoogle SheetへのURLをお送りする。合わなければ入会しなくても良い。もちろん無料、匿名(希望者はニックネーム可)。そして今回は『鬼速PDCA』未読の人も特別にOKとしよう。フライングで入会し、初速を付けてから本を読むのも楽しいかもしれない笑。ということで、toricagoblog at gmail dot comまでお気軽にどうぞ。(gmailアカウントだと共有が可能になるため、持っていない人は、お手数ですがgmailアカウント作成後に連絡をください!)

2016/12/23追記:ライフハックなるほど共有会についてはこちらに情報をまとめました。

終わりに

 ということで、『鬼速PDCA』を実践した最初の一ヶ月を振り返ってみた。結論は、「想像していたことと比べて異次元の効果があった」「ただしモチベ維持が重要」という2点である。
 前述の通り、目標は2017年中に隅々まで『鬼速PDCA』を身につけることであるが、まだまだ実践できていない内容がたくさんある。そのため、『鬼速PDCA』を極めていくとどういう境地に辿り着けるのか現時点ではわからないし、今後どういう思考の変化が訪れるのかよくわからない。ただ、一つだけ言えることがあるとすれば、ココまでで既にこんなに役に立つとは思っていなかった、というレベルで役立っている、ということである。
 今後も継続していく上で、また色々と大変なことが出てくると思うが、めげずに脱・鬼速初心者を目指していきたい。これまでで、初日、数日後、1週間後、1ヶ月後と記事を出してきたので、将来は3ヶ月後、半年後、1年後と『鬼速PDCA』に取り組む過程を紹介していければいいなぁ!!

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 2017年2月18日〜3月3日まで鬼速PDCAフェスティバル開催期間です。詳細はこちら!
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