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Am I in a cage?

初心者が『鬼速PDCA』を実践に移した半年間を詳細に振り返る

『鬼速PDCA』を実践し始めてから、早くも半年以上が経過した。2016年10月24日に発売されたビジネス書であるが、発売日前日から本屋でゲットして読み込み、「コレはSUGEE!」と思い、それ以降は本に書いてあることに沿って半年間の月日を過ごしてきた。

PしてDしてCしてAして、

またPしてDしてCしてAして、

途中で鬼フェスやって、

そしてDやってCやって、

AやったらDに戻って、

たまにC忘れて、

PしてDしてCしてAして、

時々Pが崩壊して、

でもPを立て直して、

やっぱりPしてDしてCしてAして。

そんな日々を繰り返してきたら、10月時点では「これはなかなかハードな目標」と思っていた目標を4月に達成することができた。実際には運もそこそこあるので、すべてが『鬼速PDCA』のお陰というと大袈裟になってしまうかもしれないが、『鬼速PDCA』を践していなければ達成はできていなかったと確信している。せっかくなので、いくつか半年間取り組んできた時点での『鬼速PDCA』に対するコツや感想を残しておきたい。

最初の数ヶ月が勝負

半年経ってみて振り返ると、最初の数ヶ月で自分の『鬼速PDCA』に対する型が出来上がるように思う。私の場合は2016年10月末に開始したので、2017年1月末ぐらいまでで型がある程度体に染み付いてしまっていた。どういうことかと言うと、1月末までに身についた内容はその後もずっと継続できたけど、1月末までに身につかなかった内容は、その後あまり身につかなかったということである。

例えば、土日の午前中に一時間振り返る、なるほどシートに毎日記入する、Togglで起きている時間はすべてログをとる、セルフトークをするなどと言ったことは完全に体が覚えたレベルに達した。だが、1月末の時点で身についていなかった複数のPDCAを回すとか、マインドマップを使いこなすとか、週に2回振り返るとか、そういうことは今でも満足に出来るようになっていない。

2月に入ってから自分のラーニングカーブが緩やかになってきているという危機感を、当時から既に感じていたので、苦肉の策として「鬼速PDCAフェスティバル」(鬼フェス)というアイデアが浮かんできた。鬼フェスというのは、このブログ上で2017年2月18日から3月7日まで、毎日欠かさず『鬼速PDCA』に関する実践記事をあらゆる観点から公開し続けた祭りイベントである。これにより強制的にラーニングカーブの角度を半強制的に高めようとした。

確かに、鬼フェスは期待していた通り、自分の習慣を打ち破る効果は多少あった。でも、鬼Pデビューしてからの最初の数ヶ月にもう少し『鬼速PDCA』のための時間を確保すれば、もっと効果的だったんだろうな…と後悔の気持ちが残る。

でもこれって事前にはわからないんだよね。今から振り返れば、『鬼速PDCA』が自分にどれだけ合っているかわかっているので、「フルコミットすれば良かった」と口で言うことは簡単だが、当時はそこまでの確信は持てなかった。もちろん「コレはSUGEE!」と思っていたのは事実で、だからこそブログでも数多くの記事を公開してきたわけである。

だが、実際にはもっとすごかった。最初の数ヶ月は、土曜日の朝1,2時間だけじゃなくて、さらに1,2時間をマインドマップの練習タイムとか、個別のスキルを高めるために設けても良かったかも。そうやって自分の型をもっとしっかりしたものにすればよかったな、と。そこが心残りである。

もしこのブログの読者の方で、『鬼速PDCA』に取り組み始めてから数ヶ月以内の段階の人がいて、もし自分に鬼Pが合っているという感覚があるのであれば、「今きっとすごく大事な時期ですよ!どんどん吸収したほうが良いですよ!」とお伝えしたい。時間が立てば立つほど、身につけるのが難しくなってくる可能性があるからだ。

ただ、一般的に何かを学習するというのはそういうことである。だから私にとっては、これからは緩やかに鬼P力を高め続ける地道な挑戦を続けられるかが勝負になるのかもしれない。まだわからないが、それは1年経過後のブログ記事でまた報告したい。

初心者は一つのPDCAに集中

逆に最初の数ヶ月に取り組むには、ハードルが高いと思ったこともある。そのうちの一つが、複数のPDCAを同時に回すこと。何度か挑戦したが、負荷が高すぎて毎回挫折。例えば「運動・健康のためのPDCA」などをメインPDCAと併用していた時期もあったが、結局挫折。最初の数ヶ月は、まずは心の底から達成したいメインゴールに向けたPDCAに集中することが重要だと感じた。

逆に言えば、これから複数PDCAに再挑戦してみるのはアリかもなぁ。これもまた一年経過時(半年後)のブログ記事で結果を報告しよう。

月次のゴールと半年のゴール

私は10月末に「4月までに〇〇を達成」という目標を立てていた。しかし実際には半年の巨大PDCAを立てる力はなかったので、本にも推奨されていた1ヶ月単位のPDCAを立てた。4月までに〇〇を達成するには、1ヶ月後にこれだけできるようになりたいというのを立てるだけ。11月末、12月末、1月末…と、それを毎月繰り返した。2月ぐらいからは非常に焦ってくる。それでもP & D & C & Aループ。そうしたら、なんと4月のリミットで無事達成。

私の場合は「4月までに達成しないといけないという制約」があったことも勝因の一つ。なぜなら、それが良い心のプレッシャーになったからである。それがなければ、延期してしまっていたかもしれない。「心から達成したい」+「いついつまでに達成しないとヤバイ」が組み合わされば、効果を発揮しやすいのではないか。

やっぱり振り返りは超重要

私は週次の振り返りはほとんど欠かさず行ってきた。まぁ、もちろん何回かはスキップしちゃったけど。

コレがすごい重要なんだよね。コレを飛ばした週は、主観的な鬼速感が急激に薄まる。振り返りをしっかりやった週は成長を感じられるし、改善案・伸長案も浮かんでいるので、新たな工夫などもどんどん取り入れることができ、基本的には加速していく。だから鬼速感を感じやすい。「オレ、鬼速!」と胸を張れるようになる(ココロの中だけで)。

「最近、鬼速感出てるか?」と自分に問いかけてみよう。ちゃんと振り返りが効いている週であれば、YUP, OF COURSE!と心が反論してくれる。「いやぁ、鬼速感出てねぇわ」という声が聞こえてくる時、振り返りしてる?私の場合は振り返りの有無と鬼速感に強い相関があった。なので週次の振り返りはMUSTだね。

個人的にやってよかったのは、トイレの壁に、振り返りの書いた紙を貼り付けることである。その紙には前週に達成したこと、反省した上での改善案・伸長案などが書いてある。1日に一回以上はじっくりとその紙を眺めることになり、自然と頭に叩き込まれる。「そんなことをしなくても反省したことは頭に入っているだろう」と思うかもしれないが、一日経っただけでもほとんど忘れていると思ったほうが良い。まずは両面テープでクリアフォルダを貼り付けて、その中の紙を毎週入れ替えるやり方がお勧めだ。

前述の通り、半週振り返りには何度か挑戦したが、まだ身についていない。平日の夜にヘトヘトになっているときは、日次の振り返りシートを書くだけで精一杯。これは諦めて、今では週次振り返りに集中しているが、そろそろ半周振り返りに再挑戦してみようか。

もちろん不安もある

「本当に前に進んでいるのか?」という不安も、もちろんある。

特に努力が線形に結果に反映されない分野であるほど、不安になるはずだ。私の場合は3月まで全然結果が出ず、「ヤベえやん」とピンチな感じだったが、4月にギリギリで開花した。ありきたりのメッセージになってしまうが、結局は日々の積み重ね、毎週の振り返りの積み重ねが大きな目標を達成する上で効いてくるのではないか。

不安なときは、1ヶ月前の振り返りメモを読み返したりすると、自分の成長が感じられる。「オオォ!鬼速感あるねぇ!」と思える。不安になったら、過去の計画時のメモ書き、なるほどシートの投稿など、色んな材料をざっと振り返ってみると、不安感が薄くなるかと思う。もちろん、不安を無意味なものとして除外すれば良いとは限らないので、不安のもとから解消するという対策も。例えば仮説が正しいかどうかの検証を行うなど、必要な考える時間はちゃんと取るように。そういう意味でも、やっぱり振り返りは重要。

目標はすぐにアップデート

4月に目標を達成してからは、しばらく鬼速風に走れなくなった。「これはさすがに困難だな」と半年前に思っていた目標にたどり着いたことで、結構な満足感を得てしまった。当たり前だが、目標と現実のギャップが突然にゼロに収束する。それまでの半年間の疲れを、少しの期間だけでも良いので、癒やしたい気持ちもなくはない。

それにある目標を達成すると、結果的に忙しくなる。一例を挙げると、転職を目標にしていれば、転職が決まった後、転職準備や転職先で新しい仕事を覚えることに日々、精一杯になってしまいやすいだろう。「まぁ、慣れるまではPDCAは置いておくか」という罠がある。しかも、別にサボってぼーっとしているわけではないので、罠だと気づきにくい。

最終目標を引き上げることをここ半年間行ってこなかったので、若干戸惑ったが、そういうスキルも磨いていきたい。そういえば黒本にもそういう話が出ていた。引用してみよう。

そもそも人間はステージが上がるにつれ目標も上がるはずです。たとえば、本が好きな学生からすれば出版社で働くことは夢でしょう。でも、いざ働きだしたら普通のことになって、10万部のヒット作を夢見る。でも、それも実現してしまえば今度は100万部売りたくなる。これが自然ですよね。

私も初対面の方からよく「なぜ業界最大手だった証券会社を辞めたんですか。給料もいいのに、もったいない」と言われることがあります。でも私からすれば「それが目標ではなかったので・・・」としか言いようがないのです。大富豪になる人たちはこうした目標のアップデートを誰よりも頻繁に繰り返しているにすぎません。そうやって高い目標を持ち続け、自ら描く未来にワクワクしながら、自分の可能性を常に広げているのです。人は現場で満足した時点で成長が止まります。そして、未来でなく今や過去を生きることに専念しだします。

PDCAサイクルを本当に鬼速で回すには、目標達成・目標引き上げサイクルのレイヤーも鬼速で回せるようにならないといけないということだ。このあたりの実践も半年後のブログ記事で報告できるよう取り組んでいきたい。

終わりに

「自分は『鬼速PDCA』をやってみるべきか?」だったり、「少しやっているけど、さらにコミットすべきか?」などの疑問を感じている人もいるかもしれない。そうだとしたら、以下の3つが当てはまるかどうかを考えると、わかりやすい。

① 心の底から達成したい目標がある
→繰り返しになるが、出発点として重要

② 『鬼速PDCA』に感銘を受けた
→自分の時間と労力をコミットするモチベの源泉

③ ライフハック好き
→『鬼速PDCA』の細かさについていく性格が必要

あたりかな?
当てはまる方はアクセル全開にしないと、あとで後悔するよ!

実践されている方、補足だったり、その他のコツなどあれば、是非コメントください^^