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初心者が『鬼速PDCA』を実践に移した1年間を詳細に振り返る

『鬼速PDCA』を始めたのは2016年10月だったので、1年以上が経過した。せっかくなので振り返ってみたい。以前この記事で、

これまでで、初日、数日後、1週間後、1ヶ月後と記事を出してきたので、将来は3ヶ月後、半年後、1年後と『鬼速PDCA』に取り組む過程を紹介していければいいなぁ!!

と宣言していたので、今回の「1年後の記事」で無事コンプリート。

既に今までの感想やコツはこのブログで何度も報告してきたので、追加で感じていることを中心に紹介していきたい。今までの取り組み内容は次の記事に全体像をまとめてあるので是非。

ついにやってきた、鬼のような成長スピードで走る日々

ある程度『鬼速PDCA』を実践していくと、「ゴールを決めて、色々とやって、それを達成する」というプロセスを何度か経験することになる。PDCAを回すこと自体の抵抗感は一年間を通して徐々に低減するし、自分に合った様々なツール、アプリ、ルーティーンが見つかり、さらには自分の人生のボトルネックを特定しそれを緩和・解消することも進む。

日次、週次、月次、四半期の流れが徐々にスムーズになり、気付けばランニングの苦しみが消える「ランナーズハイ」のような自然体を経験することができる。ゴール設定と達成を繰り返し、達成感を感じている自分に自信もつく。以前はあれほど自分を苦しめていた劣等感は、颯爽と走る自分をもう追いかけてこない。快晴で気持ちのよい川沿いで、綺麗に膨らみを見せる足の筋肉に力を規則正しく注入し、周囲をごぼう抜きし続ける。鬼のようなエネルギーを放出し続けるが、追い風の透明感とともに心は天使のように安らかだ。心拍のリズムに同期し、無意識の領域へと精神が沈んでゆく。

ゴール設定の難しさ

しかしこれは「コンフォート・ゾーン」(本書169ページ)の安らぎに過ぎない。昔の自分が今の自分を知ったら、目の玉が飛び出るような速度や景色かもしれないが、速度は一定であり、加速度はゼロだ。これを続ければ、今の自分が将来の自分を見ても、ひどく残念に思うに違いない。

この状態に陥っているなら、PDCAのレベルを引き上げることを検討すべきで、私が特に頻繁に経験したのがPDCAの頂点に位置する「ゴール設定」に問題がある場合だ。

私は少しずつゴール設定のレベルを上げてきたが、少し安易な決め方をしてしまっていて、例えばあるゴールを達成したあとに、次のPDCAサイクルに突入する際には「前回は〇〇だったので次のステップとして〇〇ぐらいが良いかな?」と決めていた。当時はもちろん深く考えた上でのゴール設定だと思いこんでいたのだが、結果的にコンフォート・ゾーンに陥ったことを考えると、「思考リミット」(本書95ページ)に囚われてしまっていたと思われる。

必ずしも「一般的に次はこれを達成できれば嬉しい」という周囲のコンセンサスに合わせる必要はなく、思考のリミッターを外し自己との対話を繰り返す時間をとる必要がある。『鬼速PDCA』を実践し続けたことによる自分の成長を充分に勘案し、現在のPDCAが回っている途中であってもリミット外しを定期的に行い、適切なレベルのチャレンジを見つけることは針の穴に糸を通すようで、なかなか慣れない。まだまだ練習中のところであり、2018年はこのスキルも磨いていきたい。

『鬼速PDCA』を実践している読者の中に、順調に進んでいるにも関わらず薄っすらと精神的なモヤモヤを抱えている場合があるかもしれない。その場合は、ゴール設定の段階でリミット外しを試してみる余地がある。リミット外しのメモ書きを行ってみて、数歩先のゴールにワクワクするのを感じるのであれば、そちらの方が適切なマウント・フジである確率は高い。

振り返りのコツ

次は「振り返り」について感想を少し残しておきたい。この1年以上、週末の振り返りは(数回を除いて)毎週必ず行ってきた。今でもこの時間は3本目の腕が生えてくるぐらい重要視している。一週間を振り返り、日次ノート、Routineシートなどを分析し、前週の目標やルーティンの達成率を計算。改善案・伸長案のブレスト。次週の目標確認、そして「今の自分のボトルネックは何なのか?」など、平日は時間が取れないようなことにも時間を割く。結果的には1時間〜1時間半かかってしまうことも多い。

最初の半年間はこれだけ時間を取ってしまうことに焦りを感じてしまい、さっさと終わらせようという気持ちが強かったが、このように自己との対話の時間を疎かにしてしまう姿勢が、例えば「ゴール設定」を安易に行うというようなことにつながっていた。

振り返りの時間はPDCAの中で最もクリエイティブな時間の一つだ。「どういう分析を行い、どういう案をだしていくのか」は自分の将来の生き方を決めることになる。やるべきことが決まれば後はやるだけなので、ある意味ロボットに過ぎない。不調なときであっても、週次の振り返りだけは(例え数十分だけでも)やり続けてきたが、この頭を捻って「考える時間」こそが『鬼速PDCA』を支える最重要コンポーネントだと(勝手に思い込み)自分に言い聞かせてきた。

週次振り返りプロセス

実際にどのように振り返りを行っているのか。記録の意味も込めて、私の週次の振り返りプロセスを紹介しておきたい。以前も紹介しているが、フォーマットが徐々に変化してきたので、改めて紹介。

日々のやること

まず、日々の終わりにA4サイズの罫線ノートを横置きにして記録を取っている。私が利用しているのはこちら

ライフハックコミュニティNaruhodo+で紹介されていた手法を簡略化し、「左側に1日の流れ、予定、やったこと」「右側に1日のコメント」を書いている。右側は日々の感想のようなもので、PDCAを意識せず、好き放題書いている。例えば「今日は〇〇で疲れた」などの小学生レベルでもOK。不思議なことに週末に見返すと気付きが多い。

次にそのノートの日付けの部分の写真を撮り、「みんチャレ」という習慣化SNSアプリに投稿している。

みんチャレにて「鬼速PDCAを実践する鬼の会」というグループを作り、5名の熱い仲間たちと日々、『鬼速PDCA』の取り組みをアップし続けている。3日間投稿のない日が続くとグループから追放されるので、適度な緊張感で毎晩のノートの記録を取り続けることができた。

また、ルーティーンシートを以前はNaruhodo+の仲間たちとGoogle Sheetsで共有し記録していたが、今ではMomentumというスマホアプリで管理することに落ち着いている。

これはシンプルなUIで、設定した習慣化項目(例えば〇〇時に起きる、運動するなど)を、毎日、達成したら緑、未達なら赤を付けていくだけの◯✕アプリのような形だ。「みんチャレ」では「新しい習慣を確実に身につける会」というグループを作り、こちらでは別の熱い5名の仲間たちと日々、取り組んだ証拠としてアプリの画面を投稿し続けている。

残念ながらどちらのグループも満員で読者は入りたくても入れないが、簡単に新しいグループを作ることができるし、告知文を工夫すればすぐに5名になるので、お勧めである。コミュニケーションを活発に行っていると、自然とやる気の高い人たちが集まってくる。どこの誰なのかさっぱりわからないが、私の鬼速PDCAを支える同士たちと毎晩の報告を欠かさない。

土曜日にやること

以上が毎日の夜にやっていることだ。週末の振り返りとして、私は土曜日の午前中に1時間、振り返りの時間を確保している。まずやることは罫線ノートを2週間分振り返ることである。週次の振り返りであるにも関わらず、1週間だけではなく、2週間前まで振り返ることがポイントだ。2週間前となるとかなりの部分を忘れているし、一括で2週間分のストーリーが頭に入るので、振り返りの時に役に立つ。一方、3週間となると振り返りの時間が長くなってしまうので、私は最終的に2週間に落ち着いた。

左側の予定や右側のコメントを読んでいき、思ったことがあればなんでも書き込む。例えば「いいね」とか「これ、今思えば原因は〇〇だったかもしれない」とかだ。頭の中にストーリーが入っていると、俯瞰的な視点が得られて、自然と有益な分析が可能となる。2週間前のコメントは1週間前の振り返り時点で書き込んでいるので、振り返る時点で書き込む色を赤→青と繰り返しながらコメントしていく。

ちなみに一つのPDCAが終わったときには、数カ月分の罫線ノートを一気に振り返ることもしているし、年末年始には2月以降のノートをすべて読み返してみた。10ヶ月分を読み返してみて思ったことは、一貫して登場する「自分が人生において重視しているテーマ」がハッキリと浮かび上がってくるし、そのための課題も節目節目で分析が書いてあるので、読み返すとどんな自己啓発本よりも勉強になる。中身は結構忘れているので、自分の文章に自分自身が刺激を大いに受けるのも新鮮だ。

罫線ノートの振り返りが終われば、次に目標管理やルーティーン管理などに入っていく。これはPCの中のメモファイルで行っている。私は一つのMarkdownファイルで過去ずっと記録をし続け、2017年2月末から初めて今では3万字近いファイルになっている。ルーティーンの達成率、目標の達成・未達チェック、改善案、伸長案の内容などを(一度メモに手書きしてから)まとめていく。

普段の振り返りはこれで終わりだが、頭が整理されないときはマインドマップでさらにまとめたりしている。『鬼速PDCA』をはじめてから半年〜1年近くはマインドマップの良さがあまり分かっていなかったが、最近はPDCAの規模も徐々に大きく複雑になったことで、上記の方法だけでは整理仕切れない状況が発生するようになった。なのでマインドマップの有用性を実感することになったのは実はごく最近のことである。

仲間との切磋琢磨

習慣化達成SNSみんチャレの仲間との出会いも面白いが、私がここまで努力を維持できたのにはココまでで何度か登場している、Naruhodo+というコミュニティの存在が大きい。

これはその日に「なるほど」と思ったことを投稿するGoogle+のコミュニティである。もちろん、「なるほどシート」(本書249ページ)にインスパイアされて始めたものだが、今では50名弱のライフハッカー仲間とともに毎日「なるほど」と思うことを共有している。ルールとして一定期間投稿しない人は強制退会としており、アクティブな雰囲気が続いている。『鬼速PDCA』を実践しはじめた直後に開始したので、こちらのコミュニティは去年の11月には1周年を迎えた。投稿された「なるほど」の全体数は記録していないが、前身のGoogle Sheets時代と合わせると数千個は超える。

例えば最近私が投稿したのは、マウスを使わずにウェブ上の記事の文章の一部をコピーして、別の場所に貼り付ける方法だったり、『鬼速PDCA』で新たに取り入れた工夫点などを投稿した。他にも時短、睡眠、食事、運動、仕事、通勤、読書、PDCA、瞑想、ニュース、英語、スマホ、休息、メモ書き、ファイル管理、SNS管理、情報収集など多岐に渡る内容が日々投稿されており、「なるほど」と思った対象ならなんでも良い。

相談することもできるので「肩こりに悩んでいる」と言えば、いろいろな方からアドバイスをもらえる。ちなみに長年の悩みであった猫背は、このコミュニティの仲間たちからもらったアドバイスを幾つか実践し、またお勧めしてもらったアイテムを利用し始めたことでかなり改善されてきた。

これは過去のブログ記事の繰り返しになるが、『鬼速PDCA』を実践している方であれば周囲の方々と一緒に情報共有したり、「なるほど」を投稿するグループを作るのはお勧めだ。(Naruhodo+に関心のある方は、過去記事に遡ってみると入会方法が書いてあります。)

終わりに

ということで、2016年末に「2017年は『鬼速PDCA』を課題図書にして取り組む」と言っていたところを、ちゃんと実践できて良かった。しかし今回報告したように、新たなチャレンジも浮上してきた。2018年も『鬼速PDCA』を続けていくぜ。

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今までの『鬼速PDCA』関連の記事はすべてこちらにまとめています:
toricago.hatenablog.com