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ブロックチェーンエンジニアの給料が急騰している件

ブロックチェーンのスキルを持つエンジニアの給料が異常なレベルまで高騰していると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今年報じた記事が大変興味深い。

これらの理由として、そもそも希少価値の高いblockchain developerに対する需要が爆発的に広がったことが挙げられている。ブロックチェーンスタートアップはVenture CapitalだけでなくInitial Coin Offerings(ICO)によりガンガン資金調達しており、そのお金でライバルに負けないよう高給で数少ないblockchain developerを採用しようと必死だ。確認してみたら、AngelListでブロックチェーン関連のスタートアップが3千件あった。多いなぁ!

またFacebookAmazonなどの大手テック企業もブロックチェーン部隊を立ち上げ採用活動を行っていることも、この人材需給の歪みに拍車をかけているようだ。以下の記事ではMicrosoftGoogleブロックチェーンの研究開発を開始したと報じているし、IBMでは1600名以上がBlockchainの仕事をしていることも取り上げている。すげえ!いつの間に!

WSJの記事によると、今年1月〜3月中旬の間にblockchain, bitcoin, cryptocurrencyという用語が入った職種がLinkedinの求人に掲載されたのは4500件を越えたが、実は2017年の一年間と比較すると、高々2〜3ヶ月ですでに2倍以上掲載されたとのこと。ちなみに2016年には645件の求人しかなかったので、いかに指数関数的に需要が増えているかが伺える。先程Linkedinに行って確認してみたら、確かにエンドレスに出てくる。

実際にblockchain developerはどのぐらい稼いでいるのか。(日本の話ではなくグローバルな動向という点には注意が必要であるものの)3〜5年のブロックチェーン開発経験があるエンジニアであれば、1億円以上もらっていてもおかしくない。そしてまだ始めたばかりの人であっても、1400万円以上は堅いらしい。別の調査によるとシリコンバレーの場合であれば約1700〜1800万円(中央値採用)との情報もある。

しかし、優秀なエンジニア・デベロッパーを採用するのは簡単ではない。採用できたとしても、さらにスゴイ給料で他社に引き抜かれていくことも悩みのタネだそうだ。例えばRippleのChief Cryptographerによると、彼のチームのデベロッパーの数名が、他社から1億円の契約金をオファーされたとWSJの記事で語っている。香港スタートアップのBlockchain Studiosの創業者兼CEOによると、優秀なエンジニア・デベロッパーは仮想通貨投資を早期に始めた人が多く、価格バブルにより億万長者になっている人が多い。給料をいくら上げても、彼らにとってお金は何のメリットにもならない。いかに面白い仕事であるか。その点で差別化する必要もあると記事内では触れられている。

正社員として採用に悩む企業が多い中、オープンソースプロジェクトに貢献してくれた社外のエンジニアにお金を払う事例も増えているらしい。例えば同じ記事では、予測市場プラットフォームのAugurが「このタスクを完了してくれたエンジニアに1000万円支払います」というような単発の仕事も出しているらしいことを報じている。

例え正社員であっても、世界のどこから仕事しても良い、というスタンスの会社も多いようだ。例えば次の記事によると、NEMの全デベロッパーはリモートで働いているらしい。

いやあ、凄い世界だ。一方、日本はどういう状況になっているのかも気になる。今度調べてみよう。