世界一TikTokを愛する男のブログ

TikTok is changing the world. It's time we change too.

一つ一つの記事に魂を込める、濃厚ブログ運営術

私は今でもブログ記事を書くのが苦手だが、以前はさらに酷かった。記事を書くときは、ブレインストーミングをすっ飛ばし、構成を考えもせずに、はてなブログの「新規記事作成」をクリックして、書きたいことをその場で書き始める。しかし、頭の中で記事の内容について整理がされていないため、少し書いては少し消し、もう少し書いてはちょっと消し、何時間たってもほとんど進まないという失態を繰り返すことが多かった。

書く順番も、今思えば最も難しいイントロ(前置き)から着手していた。冒頭のイントロの雰囲気に内容は引っ張られていくので、イントロ⇨メインコンテンツと書き進めていくと、当初考えていたコンテンツと違ったベクトルの記事になってしまうこともあった。

なんとか書き終えても、何度も脇道に逸れる文章が出来上がる。メッセージがぼやけていたり、メッセージが複数混ざっていたりすることで、ポイントの良くわからない記事が出来上がってしまっていた。

本来なら一つの記事を書き上げたことで充実感が込み上げてくるはずなのに、会社でひどく面倒な雑用を片付けたかのような妙な疲れが込み上げてくる。本来は趣味でブログをやっているはずなのに。

今の自分のブログ執筆スタイル

ブログをやり始めて半年ぐらい経過したときに少し反省し、ブログ記事執筆方法などを調べてみた。

ブログ本を何冊か読んでみたら、「初心者はまずは100記事だ!話はそれからだ!」と煽ってくる。私の正直な感想は「まじかよ、この数時間かかるブログ記事執筆を100回繰り返すなんて単なる苦行じゃないか!」というものだ。ただ、もう少し読んでみると、「30分で記事を書け!」という話も出てきた。しかも、15分で書き終えるブロガーも数多く存在するようだ。もしこんな短時間で書けるようになるのであれば、「なるほど、これなら苦行ではないな!」と思えてきた。

それ以降は30分を目標にブログ記事執筆に挑戦してみたが、残念ながら自分は未だに30分で記事を書けない。だが、ある時を境に、「世の中のコンセンサスに合わせる必要はない」と開き直り、今では堂々と一つの記事に1時間、場合のよっては数時間かけている。つまり、世の中で流行っている「スピード記事執筆」とは真逆を行く、魂を込める記事執筆を行っている。例えば「数十枚の手書きメモを書いてからPCで記事を書き始める」「複数の他人に添削してもらう」というぐらい力を入れている。

ブログ運営術の話を本やネットで色々と見渡してみた限り、このような「長時間かけてブログ記事を書く」という話は少ない気がした。それに、最近は「どのようにブログ記事を書いているのか?」という質問を頂くことも多くなってきたので、自分のブログ記事執筆方法をここでまとめておきたい。ということで、詳しい執筆プロセスを紹介していこう。

(ちなみに、10時間ぐらいかけて単体のブログ記事を仕上げたことも数回あるが、まったく後悔していない。そのように没頭して書き続け、あるテーマについて考え尽くすことがブログの楽しさだし、非常に贅沢な時間の過ごし方だと思う。まぁ、年に何回か、そういう日があってもいいよね、と思う。)

イデア誕生とブレインストーミング

イデアはどこから生まれてくるかわからないものと、わかるものがある。

どこから生まれてくるかわからないものは、ネットニュースを読んでいる時かもしれないし、ランニング中にすれ違った人が着ていた服のことかもしれないし、会社で言われたら不快になった同僚の一言かもしれない。

例えばこのイーロン・マスクの記事は、よくビジネス系やキャリア系の話に出る「週100時間労働の是非」の話を受けて、ちょっとだけ疑問に感じたことが出発点になっている。

私は日々Togglで1分単位で記録を付けていたので、1日に10時間以上仕事をすることがどれだけ難しいかを体感していた。例えプライベートや趣味を全て諦めて、土日もフルタイムで働いても、週に100時間も働くことは不可能なのではないか?と。こういう疑問は、普通は消えていくので、あとに残らないが、たまに頭の中からなかなか消えてくれないものがある。この「週に100時間労働」というのも、ずっと私の頭の中に残っていた。ずっとそのことを考えるのは嫌で、頭の貴重なスペースが奪われる。仕事のペースが落ちる。ここでブログ記事の出番だ。

なぜならブログを書くことで、かなり本格的にそのテーマについて考えることになり、記事というメッセージがはっきりとした文章の塊として投稿してしまうことで、一旦その思考については区切りがつく。区切りがつくと脳がそのテーマを手放してくれる。

場合によっては、脳がさらに興奮してしまい続編を勝手に考えてしまうことがある。その場合は仕方ないので続編記事を同じように作り出していく。脳が手放してくれるまで何度でも記事を書く。例えば映画『君の名は。』を観たあとにあまりの衝撃で頭からまったく離れなくなってしまった。仕事にも支障が出る。そこで、ブログ記事を4つ書いたら、ようやく脳が『君の名は。』を開放してくれた。この粘着力のある思考をlet goする「開放」という感覚もまた、ブログの醍醐味の一つだ。肩こりに対するマッサージ、またはランニング後の汗だくの体にかける熱いシャワーのようなイメージ。

もっと最近の例で言えば、TikTokのことを考えることを止めることができないという異常事態に脳が陥り、これも1.5万字を超えるブログ記事を書いたら、脳がやっとTikTokを手放してくれた。

しかし時間が経過して、また脳がTikTokを掴み始めたので、そのときもまた、ブログ記事をしっかり書くことで、再びTikTokを開放させることができた。

この繰り返しだ。

この話は、let goするためにブログ記事を書くのだが、真逆のモチベーションとして、手に入れたいためにブログ記事を書くことも多い。これが「どこから生まれてくるか、わかっているイデア」だ。例えば『ゼロ秒思考』とか『鬼速PDCA』の記事は、自分がもっと極めたいとか、ちゃんと実践したいとか、身につけたいというモチベーションで書いてきた。最近では『食事ハック』『お金のPDCA』に取り組んでいて、これからもガンガン関連記事を書いていく予定だ。現在進行系で努力している内容のブログ記事を書くことはその実践スピードを速めてくれる効果があるので、アウトプットすることをお勧めする。一見、ブログを書く間は実践が一時停止するのでスピードが上がるように見えないのでこの効果を伝えるのが難しいのだが、ブログをやってみると実感してもらえると思う。

『ゼロ秒思考』の記事はこちら:

『鬼速PDCA』の記事はこちら:

「まだ実践中の内容をブログ記事に書いたら、レベルが低くなるのではないか」「他人にディスられるのではないか」という心理的な抵抗はもちろんあるけど、意外にもそういうレベル感のときのほうが細部に至るノウハウやテクニック、考え方、壁に突き当たった時の突破のコツなどが生々しく、そして熱い気持ちで書ける。

スキルや技術が出来上がったあとにブログ記事を書こうとしても、自分の気持ちは冷めつつあるし、興味関心も低下傾向。脳はすでに「もっと面白いモノはないだろうか??」と探し始める段階に移ってしまう。もちろん、全体像はより上手く書けるかもしれないが、細部の詳細は忘れ始めているので、同じように困っている読者、実践している読者の役に立つように書くのが難しくなる。

メモ書き

手に入れたいものであっても、手放したいものであっても、テーマが決まれば、あとは内容を考えていかなければならない。時間を確保できるとき(少なくとも1時間)を見つけて、メモ書きとPCドラフト作成を行う。前者のメモ書きから説明しよう。各々好みの方法でかまわないと思うが、私は上でも出てきた『ゼロ秒思考』の手法を良く使っている。方法を説明すると、これは頭に浮かんだことを次々とA4メモ用紙に吐き出していく手法。1枚にタイトルと1行あたり16文字〜20文字を4行程度で次々と紙を使っていくのだ。詳しくは上のリンクも是非。

これを10枚程度書くのが一つの目安になる。これを25分で行うことが私の目標である。次に5分程度使って、ブログ記事を意識して紙の順番を並び替える。足りないと思ったことについてはさらにメモを書き、要らない紙は取り出してしまう。コレによってある程度はブログ記事のストーリーが浮かび上がってくる。そうすれば目次メモという、ブログの構成を書いたメモを別の紙に書き出す。ココまでがブログ記事のメモ書きに相当する。

文章だけのシンプルな記事だと30分のメモ書きで終わらせるようにしているが、「イーロン・マスク」の記事のようにシミュレーションが数字で入ってくると、倍近くかかってしまうこともあるので、なかなか難しいところではある。だが骨格となる文章のところは少なくとも30分で終わらせることが目標である。

PCで最初のドラフト作成

目次メモが出来上がれば、その紙を見ながらPCでドラフトを猛スピードでタイピングしていく。その際に、商品や書籍や他サイトのリンクや、細かい正確な数値などは後で調べることにして、先に文章を書き上げることに集中する。これを出来れば30分以内に行うことが目標である。URLを調べたりすると、リズムが崩れるのであまりお勧めしない。最後にまとめてやったほうが効率的だと思う。あとはよく使う文言は日頃から単語登録しておくことも欠かせない。

PCで修正版ドラフトを作成

次に記事が出来上がれば、少々の休憩を挟んだ後に、誤字脱字、改行追加、赤字追加、URL追加、自分の過去記事のリンクを追加などを行っていく。読みやすい文章に仕上げるためには細かい論理展開にも気を使わないといけないので、このステップにも30分程度かかってしまうことが多い。自分で2度ぐらい読み直すことも行っている。

最難関のイントロを書く

個人的にはブログ記事の冒頭(イントロ)は、ザ・最難関。超難しいよ。一番頭を使う。使うというよりひねる。忙しい読み手の興味をいかにガッチリつかむことが出来るのか。イントロは納得できる案がすぐに浮かんでくるとは限らない。場合によっては1週間ぐらい頭の中でずっと考えることもある。しばらく記事を寝かせておくと、閃くこともある。

例えばTikTokの記事はすごいバズったが、一つの理由は「おっさん的イントロ」だろう。どうすればもっと良いイントロを書けるだろうか…とウンウン唸っていた。ちょうどその頃NewsPicksの「さよなら、おっさん」というキャッチコピーがバズっていて、「コレだっ!」とピンときた。「TikTok」と「おっさん」というのは真逆の雰囲気を持つ単語だが、一見まったく異なる2つの世界観を上手く一つの記事にブレンドさせることをいつも私は目指している。それで出来上がったのがこのTikTokの記事:

ちなみにTikTokの2作目も価値観のブレンドに細心の注意を払っている。ビジネス系のTikTok分析記事はたぶんこれからたくさん出てくるだろうし、一方でTikTokファンイベントの参加報告もティーネージャーやキッズ、コアなTikTokヲタクから出てくるだろう。でも、飛ぶ鳥を落とす勢いのTikTok運営会社ByteDanceを、高校生TikTokerの握手会に小中学生に混じりエンジョイしながら語るブログ記事なんてのは、これからも出てこないのではなかろうか。

最近バズったもう一つの記事はブロックチェーンPythonで勉強するというもの(900ブクマ超え)。エンジニア向けのPythonによるブロックチェーンの記事なんていくらでもあるし、一方で、ブロックチェーンのビジネス的インパクトについて語る記事も山程ある。しかしイントロにおいてブロックチェーンの重要性をひしひしと感じさせる例を紹介しておき、本質的な技術的理解まで踏み込めていないことに苛立ちを感じているエンジニアのみならず、文系寄りのビジネスパーソンが読んでも面白いと思ってもらえるようなPythonの勉強に関する記事というのはなかなかないのではないか。

なんか自画自賛でなかなか気持ち悪くなってきたなww いま、土曜日の早朝なんだけど、「毎週、土曜日8時にブログ記事配信🌈」の約束を守るために、半分徹夜状態で頭が朦朧としているのよ〜ww 脳の自制力が低下し、ついつい自慢っぽくなってしまうww

友人によるチェック

イントロ付きのドラフトが出来上がれば、ブログ記事として配信しても問題ないレベルに達しているはずだが、私が重視しているのは、他人に一度読んでもらうことである。家族、友人、ライフハック仲間に、記事を配信する前に添削してもらっている(まぁこの記事は添削してもらう時間ないよね、あと数時間後に配信だもんww)「ブログごときで添削をしてもらうのかよ?」と思われるかもしれないが、私のブログは量より質を意識した運営を行っている。ブログ記事数で言えば100記事にすら達していない弱小初心者ブロガーとして扱われてもおかしくないが、まあ量で戦っていないので。

添削してもらう利点としては、何と言っても自分では気づけなかった視点が数多く得られることである。言いたいコアなメッセージがまったく伝わらないことや、自分が面白いと思って書いたことがまったく受けずに寒い…ということも多々ある。逆に、これは面白いのでもっと強調すべき、というアドバイスももらえることもある。赤裸々とアドバイスをくれるような性格の人に頼むこともポイントになるだろう。返ってきたアドバイスをもとにさらに修正していくが、これには再び30分程度かかることもあれば、5分で終わる微修正で済むこともある。

最後の見直し

少しでも専門的な用語は、より一般的な用語に置き換えている。例えば、「大人気高校生Tiktokerの握手会に行った話 - 🎃toricago🎃」というのは、握手会ではなく、本当な撮影会と呼ばれているイベントだった。それをあえて握手会に置き換えたのは、「握手会」というのはAKB48のCD販売モデルとして有名になったので、一般ビジネスパーソンにも馴染みがある。

一方で、撮影会というのは、TikTokをやっている人からすれば意味がわかるし「俺もTikTokerと一緒に撮影してえ〜!!」と思ってくれると思うが、TikTokを知らない人からしたら、「ん?撮影会?なんか撮影するところを横でずっと観ているだけなのか?」という誤った印象を与えてしまうかもしれない。現代人はタイトルだけしか見ないし、中身を見てもいくつかキーワードを拾うだけ。そこでいかに「おや?」と思ってもらえるか。専門用語は命取りだ。(内容がしっかりしていれば、)専門用語が伝わる人ならどっちみち読んでくれる。

配信

配信は特にコツはない。アクセス解析、バズ解析などにはあまり力を入れていないので、適当なタイミングでいつも配信してしまう。だが、最近は「毎週、土曜日8時にブログ記事配信🌈」という方針に変更したので、これに死ぬ気で従っている。

リライト

リライトはほとんど行わない。ここまでで既に数時間の労力とエネルギーを投入しているので、「内容をさらに変えたい」という点は残っていないことが多い。ただし、SNSはてなブックマークのコメントを見ていて、「何か重要な部分が足りていない」と気付けることもあるので、そういう場合は少し手直しする。

終わりに

まぁ、そんな感じかなぁ。ということで、自分なりのブログ記事を書く上でのこだわりについて触れてみました。量やスピードだけがブログではない、質と魂のブログというのもあるよという話でした。ガンガン魂をぶち込んでいきましょう!!